Billie Pierce
基本情報
経歴
フロリダ州で生まれた。De De Pierceは彼女の夫である。フロリダでピアノを学び、16歳の時にはなんとBessie Smithの伴奏をつとめていたという。この経験は、後のBillie Pierceの歌にもなんらかの影響を与えているに違いない。
1930年にニューオリンズに出てきた彼女は、Buddy Petitのバンドに参加。また1930年代はDe De PierceやGeorge Lewis等とのセッションを重ねた。1935年にはDe De Pirceと結婚し、1940年後半からは夫とともに10年以上も『ルチアン・ダンス・ホール』で仕事をした。1950年にDe De Pierceが失明するという悲劇にみまわれるが、夫婦デュオの活動はその後も続けた。1960年に夫婦そろって病気になるが、その回復後の1960年から1970年頃まで、プリザベーションホールで演奏をするかたわら、ヨーロッパを巡業するなど幅の広い活動を行なった。
1970年にはニューポート・ジャズ祭に出演し人気を博すが、1973年に夫De De Pierceが亡くなると意気消沈したのか、その10ヶ月と6日後、あとを追った。