Johnny St. Cyr
提供: 初期のジャズ
基本情報
生年月日 |
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1890/04/17(New Orleans, Louisiana) |
命日 |
1966/06/17(Los Angeles, California) |
使用楽器 |
Banjo, Guitar |
経歴
初期の偉大なジャズの先駆者の一人である。知名度の上でLouis ArmstrongやJohnny Dodds、Jelly Roll Mortonに劣るが、バンジョーやギターで伴奏を中心とした演奏をしていたことに理由がある。
Johnny St. Cyr自身の記憶によると、1905年頃にはニューオリンズでトリオのバンドを組み、演奏活動を行っていたようだ。Armand J. PironのバンドやFate Marableのリバーボートの楽団に参加することもあったという。1923年にシカゴに北上すると、King OliverやJelly Roll Morton、さらにLouis Armstrong's Hot FiveやLouis Armstrong's Hot Sevenのセッションなど、20年代を代表する録音に参加した。Doc Cooke's Dreamland Orchestraでも演奏していた。
1930年代の不況になると、彼は故郷のニューオリンズに戻り、左官職人として生計を立てることになるが、Alphonse PicouやPaul Barbarinなど地元のミュージシャンと演奏することもあった。その後、ニューオリンズのリヴァイヴァルミュージシャンとして活発に活動するようになり、特に50年代はPaul Barbarinと定期的に演奏を続けるなど、音楽的にも充実していたようだ。1955年になるとロサンジェルスに移り、以後ディズニーランドなどで仕事をしていたが、1966年に白血病で亡くなった。