Papa Jack Laine
基本情報
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経歴
本名をGeorge Vital Laineという。若き白人ミュージシャンたちの面倒を見たことから“Papa Jack”などと呼ばれるようになった。「the first white jazz musician」とか「the father of white jazz」などとも言われる。ニューオリンズ出身の白人である。
自身のバンドを最初に作ったのは1888年のことである。その後Reliance Brass Bandをはじめとする多くのジャズバンドを率いた。初期の白人ジャズの有名なミュージシャンの多くは、Laineの率いるジャズバンドに参加していたという。例えば、Nick La RoccaやSharkey Bonano、Brunies兄弟は、Reliance Brass Bandのメンバーであったし、Tom BrownもLaineがリーダーを務めるバンドに参加していた時期があったとのこと。実力派のミュージシャンがそろっていたせいか、1900年代初頭、彼のバンドはニューオリンズ一帯で人気を集めた。
1917年に引退するが、ニューオリンズジャズ再認識の動きが起こった1940年代から1950年代にかけて再び注目を集め、幾つかのレコーディングに関わった。だが、彼自身の演奏は録音されていない。