ミンストレル・ショー(Minstrel Show)

ミンストレル・ショーとは、19世紀中期頃からアメリカで人気を得ていた舞台芸能の形式の一つである。その初期においては、白人歌手やコメディアンたちが、ニグロの訛り、動作、踊り、歌などを真似るという舞台芸であった。白人芸人たちは顔を黒く塗ってニグロに扮して歌ったそうだが、のちに黒人たちによるグループもあらわれた。この舞台芸は、19世紀後半の頃になると、一つの劇場での長期上演されるなど、立派な大衆娯楽の地位を得た。

曲の多くは白人の作曲家が担当し、Stephen Fosterも曲を提供していた一人である。また、1890年代には「Carry Me Back To Old Virginny」の作曲者として有名なJames Bland(彼は、なんと黒人であった。)が、ミンストレル・ショーの一座を率いてイギリスに渡り、好評を博したという。この時代に黒人芸人がこのような活躍をしていた事は意外だが、このJames Blandの長期滞在の影響で、イギリスにも多数のミンストレル・グループが出現したそうだ。

1910年代になると、ラジオや映画の普及によって、その大衆芸能としての地位を失う事となる。しかしながら、小さなグループが多数残り、その後もアメリカ南部を巡業していたそうだ。初期の重要なミュージシャンの中には、こうしたミンストレル・グループで演奏をしていた者もいるため、ジャズの誕生にはなんらかの影響を与えているはずである。

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