百科事典サイトをwikiで運営し始めると同時に、Facebookページにも更新情報を流すようにしているのですが、情報を流した際にリンクがクリックされる度合いに明らかな傾向があることに気が付きました。こういう傾向に気づきが得られる点は、Facebookがマーケティングに優れた仕組みであることの証左かもしれません。

デューク・エリントン(Duke Ellington)絡みの記事への反応が特に良い気がするのですよね。

デューク・エリントン(Duke Ellington)については、初期のヤング・エリントンとも言うべき時期のサウンドとコットン・クラブ時代のサウンドは、別の味わいがありますし、これが1940年代以降、1950年以降……と比較すると、デューク・エリントン(Duke Ellington)の香りは感じるものの別の楽団と言っても過言ではないくらいその音楽は変わっています。

おそらくは、デューク・エリントン(Duke Ellington)の愛好者の層というのは、どの時代のエリントンを好むか……という違いもあり、かなり幅広い層に訴えかけるコンテンツになっているのかもしれない等と思いました。

ひとくちに、ジャズ草創期の音楽と言っても、ジャズ愛好家が求める音楽は様々で、1920年代のホットジャズを好む方もいれば、ニューオリンズのブラスバンドに興味を持つ方もいるでしょう。ハーレムで演奏されていたジャズとシカゴで演奏されていたそれとでは、やはりサウンドが違うと思います。更には、ニューオリンズの音楽を再認識するブームが起きた1940年代以降のリヴァイバル・ミュージックを好む人もいると思いますので、『初期のジャズ』を訪れる方が求めるコンテンツも様々なんだろうな……と想像しています。

ジャズ草創期の音楽と言うのは、本当にニッチなジャンルの集合体のような感じで、『初期のジャズ』や『Encyclopedia of Early Jazz』で記事を書いても殆どアクセスが集まらないページもあるのですが、もうこれはニッチの宿命だと思い、いつかその情報を読む人の為に粛々と記事を更新し続けていこうと改めて思っている次第です。